失敗しない家づくり

いい家って何だろう?

「理想の我が家」とは

① 家も車と同じ。「燃費」も含めて考えよう!

家だって、暮らすためにかかる費用があります。

車を選ぶときって、1リットルで何キロ走るかは大事なポイントですよね?
家だって、暮らすためにかかる費用があります。車よりもずっと住みつづけるマイホームなのだから、家の燃費はとても大事なポイントです。では、家の燃費ってなんでしょうか?
家の選び方で大きく変わるのは光熱費。冷房暖房などのランニングコストが燃費にあたるのです。これから電気代があがっていくことが心配されていますが、一般家庭の電気代で30年間の光熱費を計算すると、500万円以上かかっているのです。「住宅の購入費用+燃費」で考えるのが大事です。

② 長期優良住宅を選ぼう!

長期優良住宅って、どんな家?

長期優良住宅とは、「耐震性」「省エネルギー性」など、法律で定められた8つの基準を満たした長持ちする家のことです。長持ちする家ですから、年を取った頃に建て替え!などのリスクも少なく、「耐震性」= 家族の安全、「省エネルギー性」= 冬は暖かく夏は涼しいので住んでいて快適、その上、税制優遇もあります。また、「耐震性」や「省エネルギー性」が高い住宅ですと、住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)をご利用の際に、一定期間の金利引き下げ制度(フラット35S)をご活用になれます。
長く安全に快適に住める家、しかも税制・金利の優遇。長期優良住宅は選ぶための最低基準といってもいいですね!

③ 住まいの安全性能を確認しよう!

住宅の「構造」や「防火性」「耐震性」は?

家は家族を災害から守るための箱。だからこそいざという時に備えておく事が大切です。
皆さんはご自宅の壁や天井の中がどのように造られているかご存知ですか?
耐震性や耐火性が高い家は普段は見えない内部に秘密があります。 ただお値段が安いだけの家ではなく、目に見えない所にもこだわりたいもの。
家を比較する際に耐震等級が高いこと、耐火構造(省令準耐火構造)の基準をクリアしているかも併せて確認しましょう。

④ 最初にしっかり設計(プラン)しておこう!

住みやすい間取り=快適+経済的です。

自宅の間取りを考える時にどんな方法を取りますか?
どんな暮らしをしたいのかによってそもそもプランや細かい造り方が違って当たり前。 住みやすい間取りを設計するのは自分?営業マン?設計担当者?
自分に合ったいいプランで新築するからこそ長く快適に暮らせるというもの。 使いにくい場合は家に合わせて暮らす?建て直す?リフォームをする? 住宅会社の標準仕様、標準規格ってそもそも何だろう・・・私は標準? 建築主、土地、さらには10年後、20年後の使い勝手を考慮した細やかな設計が出来ているか。 プロの建築家をうまく活用して本当の注文住宅を建てられるかをしっかり比較しましょう。

⑤ 価格の仕組みを知っておこう!

住宅のコストは「原材料費」「手間賃」「経費」の3つ

一生に一度だから、こだわりがあるから、注文できるお家を選ぶ。
 でも、値段はできるだけ安いほうがいい。きっと誰もが思うこと。 注文住宅は、構造上不可能でない限り、あなたの希望通りに建てることが出来ます。
大事なのは、どんな希望をしたらどのように値段が変わるのか、その仕組みを知っておくことです。 値段が上がる理由は、とてもシンプル。
 たとえば、あなたが天井の高さを10cm高くしたいします。そうすると住宅会社は、高くなった壁の材料を追加で買って、職人さんがカットして建物に貼り、ロスの部分は廃棄するので、原材料費と手間賃や処分費が費用に加わります。
どうでしょうか?値段がかなり上がってしまいます。打ち合わせや建築途中での変更が増えると経費が増えます。 「原材料費」「手間賃」「経費」の仕組みを意識して、大事な建築資金は自分にとって大事なところからかけていく事が大切です。